デスゲーム村・6
「ジョージ」
工事の責任を誰かに押し付けるために、
デスゲームが始まってしまった。
ルールはシンプル。
既に運んだ1000で割った切り上げの個数の自分のサイン入り煉瓦を、他の人物のサインで上書きさせなければならない。
幸い、工事は終わっていなかったので、本来であれば、もっと量が増えるはずだった。

ジョン
村人がブルーチーム、町人がレッドチームとなって争いになってしまいそうだな。
ジョン
記録係なのに、煉瓦を運ばせられたのが、運の尽きだった・・・。
ジョンよ。我々はこんな馬鹿げたゲームを終わらせたい。 何か方法はないか?
スーザン
ジョン
ゲームを長引かせるか、誰か一人に犠牲になってもらうか、全ては、あのボビーという男の匙加減で変えられる。
ここはせめて野蛮な手段で犠牲者が出ないようにするくらいだな。
俺の声では村民はまとめられないので、リーダーが声をかけてくれ。
ボビー
それでは、ゲーム開始!
スーザン
皆、聞いてくれ
何だ、俺からサインを奪う気か?
スーザン
違う、我々村人の必要なサインの数は奴ら町人の人数以内に収まる。
ここは集団行動が有利で、おそらく連中もそうしてくるはずだ。
中には悪どい連中もいる。我々が乱暴をする連中を取り押さえて、このゲームを中断に持ち込むんだ。
そんな言葉、信じられるか。
スーザンの説得も虚しく、村人達は散り散りになって行動し始めた。
村民も利害が一致しなければ、まとまらないか・・・
ーーとある、川のほとり。
わかりました。サインします。
町人
村人
やけに諦めがいいな。
町人はサインをした直後、意表をついて煉瓦を自らの後方に投げた。
村人
何をする!?

慌てて行ったところに落とし穴があった。
助けて欲しければ、サインを書け。
町人
村人
・・・わかった。

ジョージ
田舎者は単純だから扱いやすいな。
ジョージ、俺たちはこれで”上がり”だな。
町人
ジョージ
いや、まだだ。
何言ってんだよ。こんな馬鹿なゲームやめちおうぜ。
町人
ジョージ
こいつを使って、もう一儲けしてやる。